1 「農福連携」について

  • 農福連携は、農業と福祉が連携し、障がい者の農業分野での活躍を通じて、農業経営の発展とともに、障がい者の自信や生きがいを創出し、社会参画を実現する取組です。
  • さらに、障がい者のみならず、高齢者、生活困窮者、ひきこもりの状態にある者等の就労・社会参画支援にも対象が広がっており、また、農業のみならず林業や水産業にも広がっています。

●農業労働力の確保

基幹的農業従事者は令和元年から令和5年までの5年間で約2割減少

●荒廃農地の解消

再生利用可能な荒廃農地は全国で約9万ha(令和4年)

●障がい者の働く場の確保
  • 40人以上企業における雇用者数は約67.6万人(令和6年6月1日)
  • 就労系の障がい福祉サービスの利用者は47.9万人(令和6年3月)
●賃金(工賃)の引き上げ

就労継続支援B型事業所の利用者の平均工賃月額は17,031円(令和4年度)

多様な農作業の中で障がい者が個々の特性を生かして活躍することで農業と福祉の課題を解消

農業、林業、水産業
生産から加工、販売を行う「6次産業化の取組」など

障がい者、高齢者、生活困窮者、ひきこもりの状態にある者など、社会的に支援が必要な多様な人々

2 農業における農福連携の効果

アンケート調査で回答があった者のうち、農福連携に取り組む農業経営体の約8割が障がい者等を受け入れることで収益性向上に効果があると回答しています。

また、約6割が「人材として、障がい者等が貴重な戦力になっている」、「営業等の別の仕事に充てる時間が増えた」と回答しています。

農業経営体の回答
障がい者を受け入れることの効果

(n=424)

  • 56.4%が「障がい者等が貴重な戦力となった」と認識
  • 55.7%が「労働力確保で営業等の時間が増加」と認識
  • 31.6%が「品質の向上や収量の増加につながった」と認識

出典:「農福連携に関するアンケート調査結果」(一般社団法人日本基金)
注:農業経営体を対象としたアンケート調査(令和4年度実施)

3 障害福祉における農福連携の効果

アンケート調査で回答があった者のうち、農福連携に取り組む障がい者就労施設の約8割が「利用者に体力が付き、長い時間働けるようになった」、約6割が「過去5年間の賃金・工賃が増加した」、「利用者の表情が明るくなった」と回答しています。

障害福祉サービス所の回答
利用者へのプラス効果
  • 80.5%が「体力がついて長い時間働けるようになった」と回答:(n=549)
  • 58.3%が「表情が明るくなった」と回答:(n=655)
  • 46.5%が「コミュニケーション力が高まった」と回答:(n=649)

出典:「農福連携に関するアンケート調査結果」(一般社団法人日本基金)
注:農業経営体を対象としたアンケート調査(令和4年度実施)

※ 本コンテンツの内容は、農林水産省農村振興局都市農村交流課が作成した「農福連携ガイドブック」より引用させていただいております。